葛川にいる生き物:鳥類

当会代表、長田様が葛川水域で撮影した鳥たちの写真を掲載していきます。目を凝らすと、鳥たちの表情や生活がよく見えてきます。長田様のコメントとともに、じっくりと見てみてください!


イソシギ;2013年1月10日 倉田橋下流にて 他の鳥が来るのを待っていたら目の前に来ました、カメラを向けて目を見たらとても優しい目をしていました。河原にいることが多いですね。ただ、葛川には河原のところが少なく、シギ類、チドリ類を見ることが少ないですね。

オオバン;2021年2月26日 軒吉橋上流にて 流れがゆったりして川底の深いところで見かけることが多いです。隣町ではよく見かけていて、羨ましく思っていました。知人にそのことを話した日から数日して、撮ることができました。体の色は黒っぽく、目は赤、嘴と鼻筋(?)ところが黄色っぽい。足をみてください、他の水鳥のように足指間にミズカキがないですね、その代わりに足指そのものが平たく、ミズカキになっています。警戒心が強く、10m位離れていても私が近づくと向きを変えて反対方向に泳いでゆきます。此方が向きを変えるとオオバンは反対に泳いでゆきます。そんなに嫌わなくてもいいのにね。

カワセミ;2021年3月18日 新原田橋上流、桜の木の上 桜の花など眼中にない雰囲気です、肉食の鳥の強い視線をしています。川の中に小魚や食べ物を見つけると、一直線に川に飛び込みます。ボッチョ、結構大きな音がします。足でなく、嘴で捕まえますね。葛川の全域で見かけることができます。背中のライトブルーの色は羽の色でなく、羽の表面構造による光の回折によるものです。

キセキレイ;2020年2月2日 仮宿橋上流 波のように上下しながら飛んでいます。良く見かける鳥ですが、ハクセキレイやセグロセキレイもいます。このセキレイの仲間は、見ていると縄張り意識が強いようにみえます。よくケンカしています。

コサギ;2021年2月11日 新田橋下流 この3月下旬頃からサギ類(アオサギ、ダイサギ、コサギ)を見かけなくなりました。暖かくなってきたので、北国に帰ったのでしょうか。面白いのは、片方の足を小さく上下して川の草むらに潜む小魚類を追い出して漁をしているのです。川のどこに魚がいるのか、またこの漁の仕方は、親鳥から学ぶのでしょうか、不思議です。